ジビエを勉強するブログ

日本のジビエを研究します

猟師食堂

猟師食堂という本を読みました。これは全国にある猟師がやっているジビエ料理を提供している食堂を取材してレポートした本です。 

 

 

猟師食堂

猟師食堂

 

 

 

日本全国の特色あるジビエ料理店が紹介されていてジビエ好きとしては面白い本でした。ジビエ料理はその土地その土地で伝統とか特色があって、オリジナリティが高くて同じ店は絶対にありません。取れる肉も季節やその年の気候などで変わって来ます。ここがジビエの魅力ですね。

 

この本の中でこれこそジビエ肉の特色だと思った文章がありますので、引用します。

 

獣肉はスーパーで売っている肉とは完全に別物だ。畜産肉は飼育期間が短く若いうちに処理される。

 

その短い生涯、最大限肥育するために改良され栄養価の高い餌を食べ続けて急激に太らされる。歩くこともできない箱の中でひたすら太ることが優先されるのだ。

 

それに比べると野生肉は自由である。食べ物や異性を求めて山々を駆け巡り、四季折々の自然の中で生きていく。当然、雌雄、年齢による個体差は大きく、それが肉質に影響するのだ。

 

いつどこで買っても差のないスーパーの肉とはここが決定的に違うのである。

 

これがジビエ肉の魅力ですね。