鹿革の活用方
日本各地で鹿肉の活用を進めようとしてインフラが整備されつつありますが、お肉以外にも革の活用も進められています。お肉だけでなく革も有効に活用できると一頭の鹿から取れる資源がさらに増えます。
鹿革は湿気を吸収し、通気性が良いという特徴を持ちます。また、滑らかな質感と強靭さ、柔軟さを持っています。一方、引っかき傷がつきやすいというのがデメリットです。
鹿革を商品化しようとされている人たちのご紹介です。
駆除された「鹿」を活用した鹿革製品のブランド DIYA
徳島で駆除された鹿の革を徳島の特選である本藍で染めた、青い鹿革から作った革製品をブランド化しようとしているプロジェクトです。
映画監督の蔦哲一郎さんがプロジェクトオーナーとなり、クラウドファンディングで資金を募集しています。
青色の革製品がとても綺麗です。徳島県で獲れた鹿の革を徳島県特産の本藍で染めるというコンセプトも良いですね。
プロジェクトは目標額の300万円を達成して、2017年8月21日に終了したようです。これから製品が作られていくのだと思います。一般販売される日が待ち遠しいです。
北海道のエゾシカ革製品の魅力を全国に発信
日本で最も狩猟肉の活用が進んでいるエゾジカ。そのエゾジカの革を活用したプロジェクト。
デザインにもこだわった革製品がライナップされています。
こちらもクラウドファンディングで資金を募集しており、無事達成したようです。
札幌で買えるようです。
けもかわproject
信州で獣の革を使った製品を作っているproject。女性の猟師の方が運営しています。
小豆島の野生動物の革で作るバッグ
こちらは小豆島に生息している野生動物の革を使ったバッグを作るプロジェクト。こちらもクラウドファンディングで資金集めに成功しています。白い革のバッグがかっこいいです。
国内唯一の獣皮活用支援事業
MATAGIプロジェクト – 獣皮を有効資源化し、産地活性に繋げる
獣皮を活用したい地域と獣皮の活用を支援する企業や人をマッチングするサイト。獣皮のなめしをしてくれるようです。
こうやって肉だけでなく、革の活用も広がっていくと、日本の野生動物問題も解決していくかもしれません。